『9でカタがつく』通常盤DVD

2019年3月新宿村LIVEにて公演された記念公演第2弾。
ゲストにDISH//の矢部昌暉、西原健太ほか多数出演。
～あらすじ～
ネオンひしめく、オリエンタルタウン。その片隅に「ムジナ」という名の麻雀荘があった。
夜な夜な入り浸るこってりした連中の中に、一人の謎めいた青年がいる・・・
近田チヒロ。どこから来て、何をしている青年なのかは分からない。なぜ彼がムジナに来るのかも、誰も知らない。
しかしこの男、不思議と人を惹きつける。そのも細な笑み…どこか愛数な表情…垣間見える影…決してただの評背年ではないようだ。
周囲の時は尽きず、「あれは只者じゃない」「殺し屋かもしれない」「この街を仕切るプリンスかも?」と、日々詮索に忙しい
しかし何を聞いてもチヒロは答えず、その素性は分からない。とにかくミステリアスな男であった。
そんなチと口のもとにある日、彼を知る怪しい女性が訪れる。
女はチヒロを9年間追いかけていた。
いつもクールなチヒロの追い詰められた表情は、この状況の因線を物講っている。
女の正体は果たして誰なのか？危険な組織の人間か、それとも殺し屋のエージェントか？

いや…シンプルに母ちゃんだった。
近田カヨ、51歳。めちゃくちゃよく味る田舎の母親だ。カヨは薬子折り片手に常連たちに挨拶をしてまわり、チヒロの個人情報を垂れ流していく。チヒロがこの街で作り上げたミステリアスが、一気に崩壊した。

「どうもチヒロの母のカヨですぅ。これから、宜しくお願いしますねぇ」
そしてカヨは、そのままこの街に居座る。目的は「家族をもう一度やること」らしい......9年間も離れ離れになっていた親子の間には何があったのか？

そしてチヒロはなぜ、過去を隠していたのか?除々に明らかになっていく過去と、ムジナの現在が級やかに交差する。

これは、家族の再生に燃える母親とそれを拒否する息子、そしてそれを見守る麻雀打ちが織りなす、不思議な不思議な物語である。


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